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仕事のTIPS

“言われる前に動く”がカギ!お客様の不安を解消する対応とは?

サービス業界に入社された皆様!職場の環境や業務の内容には、慣れましたか?
研修も終わり、実際にお客様の対応をされている方も多いと思います。

お客様に満足してもらうための行動を心掛けましょう!と、職場で言われていませんか?
「満足」・・・言葉では簡単ですが、どうやったら満足してもらえるのでしょうか。

私たちは「お客様の満足」=「お客様の不安を解消する」ことが重要だと思っています。

今回は、サービス業の中でお客様の不安を解消するための対応について、お伝えいたします。

まずは、サービス業に携わるうえで欠かせない、基本の5原則のおさらいです。

サービス業の基本マナー5原則

  • 挨拶
  • 言葉遣い
  • 身だしなみ
  • 表情
  • 態度・動作

挨拶・言葉遣い・身だしなみは学校でも、耳にたこができるほど言われてきたと思います。
ですが、サービス業ではそれに加えて「表情」や「態度・動作」も非常に重要なポイントです。

たとえば、こんな言葉を聞いたことはありませんか?

  • 第一印象が大切
  • 人は見た目が9割

つまり、身だしなみはもちろんのこと、表情がとても大きな影響を与えているのです。

しかし・・・この5原則を守っていればお客様は満足しますか?・・・答えはNoです。

では満足させるためには・・・?次を見ていきましょう。
【お客様の不安を解消する】

「不安」にはどんなことがあるでしょうか。

  • 待たされる(放置)
  • コミュニケーション不足
  • 冷たい態度(基本の5原則で解決!)
  • 安全性
  • 問題解決の遅れ 等

そんな中から今回は、「待たされる(放置)」、「コミュニケーション不足」について、2つを例に出して、不安を安心に変える方法のご紹介です。

いつ教えてくれますか?商品はいつ届きますか

サービス業に携わっていると、こんなご質問をいただくことがあります。

「以前話していた件は、いつ教えてくれますか?」

「今日業者の方が来る約束をしていたと思いますが、何時に来ますか?」

「頼んでいた商品は送ってくれていますか?」

これらの言葉の裏には、不安予定が立てられないというお客様の困りごとが隠れています。
また、この不安によって本当はうまく進むことが失敗に終わることも・・・

お客様に不安を与えてしまう原因として、次のようなことが考えられます。

  • 約束をしていたのに、時間通りに連絡ができなかった
  • 連絡しますね~と曖昧に答えたため、何時に連絡がくるのかわからなかった
  • 「送りました」と言われたけど、いつ届くのか明確に伝えていない

相手がどのような状況か・どう思うかを考えられてない場合に不安にさせてしまいます。

言われない為の工夫として、

  • 約束時間に遅れそうな場合は、事前に遅れることや「改めて〇時頃連絡します」と連絡を入れる
  • 「〇日〇時に連絡をします」や「〇日頃に届きます」と伝える
  • 「書類は〇日頃に到着予定です」と伝える

上記のように明確に伝えてあげることにより、相手に安心感や余裕を持たせることができます。

また、担当している本人も「いつまでに○○をしなくてはいけない」と具体的にスケジュール化することもできます。

「言われてから動く」のではなく、「言われる前に伝える(動く)

それが、サービス業における信頼づくりの第一歩です。

聞いていた話と違う

サービス業において、コミュニケーションは非常に大切です。
そんな中で、お客様からこんな言葉を言われたことはありませんか?

「ホテルで「朝食付きプランです」と言われたが、実際には朝食は別料金だった。」

「説明書を読んだらわかると言われたが、説明書を読んでも操作方法がわからない」

「この商品を買えばポイントが2倍になりますと言われたが、対象外の商品だった」

こうした言葉が出る背景には、説明と実際にギャップがあることが多いのです。

お客様に不信感を与えてしまう原因として、次のようなことが考えられます。

  • 説明不足
  • 相手が理解しているか、確認を怠った
  • 誤った説明をしてしまった

「聞いていた話と違う」と感じた瞬間、どんな人でも不安になります。
そしてその不安は、「この人(この会社)にもう頼りたくない」という不信感へとつながってしまいます。

信頼を築くためには、相手の立場に立つコミュニケーションが必要で、伝えるだけでなく、伝わっているか”を確認することが大切です。

例えば…

  • よくある質問や誤解されやすい点を事前に想定し、漏れなく説明する
  • 区切りごとに「質問はありますか?」と確認する
  • 自分で判断できないことやわからないことは、曖昧に答えずしっかり確認してから正しい情報を伝える

「伝わっているだろう」「これぐらいでいいだろう」「普通ならわかる」・・・このような考えは必ずどこかでミス・失敗に繋がります。
自分の中で判断をすることなく、相手の立場に立って、「念のための」確認・質問を行い、不信感を生まないようにしましょう。

ここでも「相手に言われる前に確認(動く)する」を徹底することが不安を生まないポイントです。

相手を不安・不快にさせないための行動

初めに話した5原則ができていれば、お客様が100%満足してくれるとは限りません。

最後に今回の振り返りと共に相手を不安・不快にさせないためのポイントを4つお伝えします。

  • レスポンスの速さ
  • 5W1Hの徹底
  • 確認の徹底
  • 気遣い

・レスポンスの速さ

聞きたいことがあって連絡したのに、全然折り返しや返信がないと、困りますよね?
そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?
お客様も同じように、「今どうなっているの?」と不安になっているかもしれません。

まずは、連絡がきた瞬間や、気づいた瞬間にすぐに対応することを心掛けることが必要です。

また、遅れてしまった場合は、最初に「遅くなってしまい大変申し訳ありません」などの言葉がけで謝罪の気持ちを伝えましょう。

・5W1Hの徹底

「今日中に連絡します」と言われたけど、何時に来るのかわからない…。
そんな状況では、お客様はずっとソワソワしてしまいます。

「〇時までに連絡します」など期限を決めることで、相手がどのくらい待てば良いのかがわかります。

期限だけでなく、「誰が」「どんな手段で」「どのような内容で」など、具体性を持たせ、情報を整理した状態で伝えましょう。

・確認の徹底

双方の認識がマッチしているからこそ安心が生まれます。
そのためには、「確認」はどの場面でも必要となります。

自分の感性や会社のルールが全ての人にマッチするわけではありません。
「もしかしたら相手はわかってないかも」の気持ちで確認をすることを徹底しましょう。

・気遣い

ただ質問に答えるだけでは、十分とは言えません。

「なぜこの質問をされたのか?」という背景に目を向けてみましょう。

想定される追加情報を先回りして伝えることや、他にも困っていそうな点があればこちらから声をかける。
こうした一歩先の気遣いが「この人は親身になってくれている」と感じてもらえる対応に繋がります。

まとめ

「相手を満足させる=不安にさせない」が求められるサービス業。
一つ一つの態度や言葉選びで、相手を不安にさせてしまっているかも…。

「言われる前に動く」がカギです!

今回のブログを機に、自分自身の言動を振り返ってみましょう!

と、お伝えしている私たちも日々学びながら過ごしております。
皆様に不安な思いをさせないよう、日々精進してまいりますのでよろしくお願いします!

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