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そのお仕事…、してはダメなんですっ！
もうすぐ新年度がスタートです！
初めて就業される新入社員さん、転職を考えているみなさん、突然ですが、2024年４月から労働条件明示のルールが変わるってご存じですか？
「正直、よく分からない…」「私の働き方にどう影響するのかしら…」などあるかと思います！そこで今回は、ナニがどのように変わるのか、簡単にご紹介いたします！！
どのようなルールが変わる？
法律で言うと「労働基準法施行規則」・「有期労働契約の締結、更新及び雇止めに関する基準」の改正に伴い、労働条件の明示事項等が変更されます！（2024年４月１日施行）
って言われても難しそうで…全然頭に入ってこないですよね！？
簡単にいうと、転職活動中に見る求人内容や就業決定後に見る労働条件に３つの項目が明示がされます。
- 就業場所・業務の変更の範囲
- 更新上限の有無と内容
- 無期転換申込機会・転換後の労働条件
1つずつ確認していきましょう！
就業場所・業務の変更の範囲の明示
就業開始前・契約更新する際に、将来的に変更される可能性のある「就業場所」「業務内容」変更の可能性がある内容が記載されます。（全労働者対象）
改正前にはこんなトラブルも・・・
Aさんは、自宅近くの徒歩で通える食品工場の事務のお仕事に応募し採用となりました。
働きはじめて２か月後、石狩工場で人手が足りないとのことで製造作業への配置転換してもらうとの通達がありました。
就業場所や業務内容が変更になることを事前に知っていれば応募しなかったのに・・。
このような経験された方いらっしゃいませんか。
記載例
※太文字が今回追記される内容です。
【就業場所】雇入れ直後 本社事務所 札幌市東区○○条○○丁目○-○
【変更の範囲】石狩工場 石狩市○○丁目○－○
【業務内容】雇入れ直後 事務業務（PC入力、電話応対、・・・）
【変更の範囲】食品製造作業
このように改正後は、事前に就業場所と業務内容の変更の範囲が明示されますので、自身に適した職業生活を過ごせるかを想定しやすくなりますね。
更新上限の有無と内容の明示
有期契約労働者が結ぶ労働条件通知書に、契約更新が何回できるか、そしてその更新の条件が記載されます。
改正前はこんなトラブルも・・・
IT企業で働く契約社員Bさんは、正社員になることをめざして、1年契約を更新し続けています。
会社へはいつ正社員になれるかのかを確認していましたが、『タイミングは今じゃない』、『来年には』等といわれ続けていました。
契約更新も当たりまえのように『よろしくー』、といった感じで、正社員になれると信じて反復更新して働いていました。
しかし、次の契約更新の一か月前にに口頭で『うちの会社の契約社員は○年以内でそれ以上の更新はできない、正社員の登用も難しい』といわれ、Bさんは退職することになりました。
今迄は当たり前のように反復更新されていたのに、突然契約終了って・・・。
記載例
※太文字が今回追記される内容です。
【契約期間】2024年4月1日～2025年3月31日
【更新の有無】更新する場合がある
【更新判断基準】・労働者の能力 業務成績 勤務態度・契約期間満了時の業務量・会社の経営状況
【契約の上限】有（更新 ４回迄 / 通算契約期間４年迄）
改正後は、「契約の更新回数は○回までとする」「契約更新は通算○年を上限とする」といった内容が記載されるので、残りの更新回数を把握した上で、「そろそろ転職活動を始めよう」等事前に活動ができたり、会社とのトラブルを防ぐことも期待できます。
無期転換申込機会・転換後の労働条件の明示
労働者は有期労働契約が5年を超えると、申込をした場合、無期労働契約に変更することができます。
改正前は、無期転換申込機会についての明示が雇用契約書に必ず含まれているわけではありませんでしたので、長期間同じ職場で働いている有期雇用の労働者に対する保護措置として定められました。
今回追記される内容の記載例
【通算期間が５年を超える場合】本契約期間中に無期雇用の締結の申込をしたときは本契約期間の末日の翌日から、無期雇用契約での雇用に転換することができる。
・労働条件の変更（ 有 詳細は別紙の通り ）
明示されていることで安心して長期的な就業もできるようになりますね。
まとめ
入社後に「えっ！！そんなの聞いてない、聞いていた話と違う！」なんてトラブルは避けたいですよね。
今回の改正により自分のライフスタイルや通勤時間などが考えやすく企業の信頼性も判断しやすくなります。
お仕事探し・求人検索、契約更新する際は、上記３点を、是非チェックしてみてくださいね。
最後に、アシタバは皆様の転職活動における疑問やお悩みの解決に尽力いたします、お気軽にご相談ください！
