単発バイトの落とし穴

皆さんこんにちは。季節休暇の時に学生さんに人気の高い単発バイト。
今回は、「単発バイト」を始めるにあたって、知っておいた方が良い知識を解説していきたいと思います。
これから単発バイトを探す人は是非参考にしてみてくださいね！

単発バイトをする理由は皆さん様々だと思います。
例えば
主婦の方だと家計の足しにしたい・・・・
誰かへのプレゼントを買いたい・・・
急な出費分を補っておきたい・・・・
等様々なメリットがありますが、そもそも、単発バイトの定義とは何でしょうか？
一般的に明確な決まりはありませんが、このブログでは同じ勤務先で1～30日以内の期間でお仕事をする事といたしましょう。
それでは、単発バイトの人気ポイントと注意ポイントを見ていきましょう。

人気ポイント

単発バイトは雇用される期間が短いので、最低限指示した仕事ができれば良いことから採用されやすいのが最大の人気ポイントとして挙げられるでしょう。数日で終了するお仕事ですから覚えるまでに時間がかかる難しいお仕事は任されない傾向にあります。また人気求人の為早めに応募しなければ、希望の日程や職種がすぐに埋まってしまう特徴があります。
つまり、自分の都合に合わせて『気軽に稼げる』ところが最大の魅力！また、給与が日払い週払いですぐに支給されるという点も人気のポイントですよね！

注意ポイント

単発バイトをするにあたって、最大の注意点（落とし穴）はキャリアアップができないということです。そのため派遣には日雇い派遣（30日以内の雇用のお仕事）原則禁止という法律があります。但し例外として下記の方は日雇い派遣が可能です。
・昼間の学生（雇用保険の適用を受けない）
・年収500万円以上で副業として日雇い派遣に従事する方
・世帯年収の額が500万円以上の主たる生計者以外の方
・60歳以上の方
こうしてみると、単発バイトを主として働き続けることはより多くの収入を得るためのスキルが身につかない為、将来的な収入に大きな不安を抱えることになりそうです。また、日払いや週払いのお給料に慣れてしまうと目先の収支にこだわり、日払いのお仕事から抜け出しにくく計画的金銭感覚が養われなくなってしまいます。これがワーキングプア問題につながります。

学生時代に多種多様の仕事にチャレンジして経験を得るという事ことは社会人になるにあたり大きな武器になるでしょう。また、転職活動に支障をきたさないように収入を得たい等、目的をもって単発バイトをする事が最も適切と言えるのではないでしょうか

単発バイトに向いている方

1. 仕事を辞めてつなぎの期間に収入を得たい方
2. 限られた時間内で収入を得たい主婦や学生
3. 将来役立つ経験やスキルを身につけたい方（コールセンター　→　受付事務）
4. 定年退職後収入を得たい方

単発バイトをするにあたり、忘れてはいけない年末調整のお話をしておきたいと思います。
年末調整とは、その年の1月1日～12月31日までの源泉徴収金額（源泉徴収票に記載の金額）と、実際に納める所得税額の差額を、雇用元企業を介して清算の手続きをするものです。
ここで覚えておきたいポイントは年収103万円以下の場合や月収88,000円未満であれば所得税の納付義務は発生しませんが、それ以上となった場合には年末調整や確定申告が必要となるケースがあります。
その際には働いていた会社での源泉徴収票が必要となりますので年末までには収集しておきましょう。

まとめ

単発バイトは気軽に自分の都合で働ける人気のお仕事ですが、長期にわたり単発バイトを繰り返していると転職に不利になることもありますし、気づいたときには収入を得るスキルが身についていない…という落とし穴があることに注意しましょう！