知らなきゃ損する?おシゴトのお話~建設コンサルタント業界編~
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最近は、ニュースで「雇用保険制度改正」という言葉を耳にする機会も多いのではないでしょうか?
「2025年4月って、一体何が変わるの?」
「自分には関係ないのかな?」
そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
そこで今回は、2025年4月の雇用保険制度改正について、わかりやすく解説していきます!
そもそも「雇用保険」って?をカンタンに解説!
「雇用保険」とは、ひとことで言うと、「働く人たちの生活を守るための制度」です。
仕事を失ったときに一定期間の生活を支える「失業給付」はもちろん、育児休業中の支援や、スキルアップのための教育訓練の補助など、働く人をさまざまな形でサポートする制度です。
給料から天引きされる保険料がどこへ行くのか気になっていた方も多いのではないでしょうか?
実はこれが、いざというときにあなたを守ってくれる大切な仕組みなのです。
2025年4月、なにが起きるんですか…?

ひとことで言うと、「労働者の生活安定と再就職支援を強化する改正」です。
今回の改正は、「より多くの人が雇用保険の恩恵を受けられるようにすること」と「再就職・スキルアップをしやすくすること」が大きな目的です。
「辞めづらい日本の雇用システム」に風穴を開け、働く人をより手厚くサポートしていこうという国の方針が反映されています。
改正のポイントと背景まとめ
この改正は、企業における人材確保や労働市場の多様化に対応したものです。
特に、短時間で働くパート労働者や派遣社員の皆さんに向けての支援が強化されています!
具体的には、大きく4つのポイントがあります。
1.短時間パート労働者にも雇用保険制度を!
これまで、雇用保険に加入するには、週20時間以上の勤務が必要でした。
しかし、2025年4月からは、週10時間以上の勤務で雇用保険に加入できるようになります。
短時間勤務や扶養内での働き方を希望する人も多いですよね。
この改正により、より多くの人が雇用保険の給付を受けられるようになります。
2.いわゆる「失業保険」がすぐもらえるの!?
これまで、自己都合で退職した場合、
失業給付を受け取るまでに待期期間を含め約2か月半待たなければなりませんでした。
この「2か月の空白期間」がなかなか厳しかったんですよね…。
しかし、2025年4月からは、給付制限期間が1か月に短縮されます!

「すぐに転職したいけど、次の仕事が決まらなかったら不安…」という方にとっては、安心材料のひとつになりますね。
ただし、5年以内に3回以上自己都合で退職した場合は、
給付制限期間が3か月となる点に注意が必要です。
3.働くパパママへの支援強化!

今回の改正で、育児休業に関する給付金は、以下の4つで
目玉は、新設される2つの給付金です!
- 育児休業給付金(育児休業中の親への継続的な経済支援)
- 出生時育児休業給付金(「産後パパ育休」期間中の父親への支援)
- 出生後休業支援給付金(NEW!出生後の母親の休業を対象とする新しい制度)
- 育児時短就業給付金(NEW!育児と仕事の両立を支援する新しい制度)
出生後休業支援給付金(新設)
・夫婦で育休を取ると、通常の育休給付(67%)に加えて13%上乗せ
・合計で休業前賃金の80%に!
・さらに社会保険料免除と非課税のメリットで、実質「手取り10割」も可能に
育児時短就業給付金(新設)
・2歳未満の子どもがいる方が時短勤務した場合
・通常の賃金に加えて最大10%を給付
・短時間勤務でも収入減を心配せず育児と両立できる
これらの新制度により、「育児で収入が減るから休めない」という悩みが解消されます。
パパもママも、安心して子育てに向き合えるようになりますね!
4.スキルアップするチャンス!

2025年4月からは、スキルアップを応援する制度が充実します!
教育訓練給付金とは、厚生労働大臣が指定する
教育訓練を受講・修了した場合、費用の一部が支給される制度です。
改正後は、給付率がさらにアップ!

さらに、教育訓練休暇給付金が新たに創設されます。
これは、教育訓練期間中の生活費をサポートする制度で、失業手当と同等の金額が支給されます。
これにより、安心してスキルアップに集中できる環境が整います!
ただし、受講したからといって仕事がもらえるわけではありません。
結局のところ、自分で仕事を探す必要があるのが実情です…。

改正のポイント
・より多くの労働者が雇用保険の対象に
・自己都合退職後の生活不安が軽減
・キャリアチェンジのハードルが下がる
・スキルアップのための支援が充実
・育児と仕事の両立がしやすくなる
アレ…?このポイント…、派遣社員として働くメリットと似ている気がします…
派遣就業のメリットとは、
- 「未経験」からでも実務経験を積める求人が多い!
- 派遣社員として働き始め、派遣先を変えても(仕事を変える)「退職」ではなく「異動」扱いになる!
- 派遣社員として働きながら、派遣元・派遣先でのスキルアップ研修や資格取得支援が受けられる!
- 給与をもらいながらスキルアップしていき、ゆくゆくは「経験者」として正社員の道へ!
このように、「仕事を辞めてスキルアップに専念」ではなく「働きながらスキルアップができる!」のが派遣社員として働くということなんですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の雇用保険制度改正は、働く私たちにとって大きな変化であることがわかりました。
「仕事を辞めて雇用保険をもらいながら勉強しよう!」の考えも確かにありますが、結局最後はご自分で仕事探しをする必要もあるんですよね…。
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