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仕事のTIPS

知らなきゃ損する?おシゴトのお話  ~健診サービス業界編~

私たちが知っている「この業界っておもしろい!!」「皆さんの生活に意外と関係してるんですよー!」「転職先の候補に入れてみませんか!?」なんてことを、派遣担当営業がお伝えしていくシリーズの第二弾「健診サービス業界」編です。

健診サービス業界とは

文字通り「健康診断」を行う業界です。

企業の健康診断は、従業員が健康で安全に働き続けられるよう定期的に身体の検査を行うことであり、企業には全従業員に対して年1回の健康診断を行う義務があります。

健診結果にもとづいて、産業医面談、生活指導、病院の受診を促し、病気の予防のための適切な対応をすることが企業における健康診断の本来の目的です。

お仕事されている多くの方は、毎年会社から指示があって受診されているかと思います。

受診場所は、企業が自社の事業所及び事務所があるエリアで勤務する対象従業員へ受診させたい希望時期・検査項目に対応してくれる健診実施機関を選定し契約した場所や会場で行います。

健診機関は、北海道内では、大小合わせると200を超える病院・クリニック・健診専門事業者があるので、企業への対応や受診者の評判によって評価され選ばれる「サービス業」なのです。

健康診断のお仕事

健康診断には以下の検査項目があり、医師、看護師、放射線技師、臨床検査技師、保健師等の専門職と受診者をご案内するアシスタント職が配置されそれぞれの分野の業務を担っています。
※検査項目は生活習慣病予防健診(一般)の場合

  • 診察 / 問診、視診、触診、聴打診
  • 身体計測 / 身長、体重、腹囲、視力、聴力
  • 血圧測定
  • 尿検査
  • 便潜血反応検査
  • 血液検査
  • 心電図検査
  • 胸部レントゲン検査
  • 胃部レントゲン検査

また、健診には施設健診と巡回健診とがあり、巡回健診は地方などで施設が遠方にあり受診が困難な場合や多数の社員を抱える企業が一度に健診を行えるよう、健診機関が健診バスにて事業所、ホテル、公共施設(区民センターや公民館)などに出向いて行います。

受診者が最も恐れる?検査

受診者で『健康診断が楽しみ~♪』と思っている方より、『またこの時期が来たかぁ~』と憂鬱に思われる方のほうが多いのではないでしょうか。

注射が苦手な方は「血液採取」も気がかりですよね。

しかし最も気をもんでしまうのが『胃部レントゲン検査』

胃部レントゲン検査を未だ受けられていない方のために私の体験を交えて少し説明します。

胃部レントゲン検査は、バリウム(造影剤)を飲みX線を照射して食道から胃、十二指腸までの形や異常(炎症、潰瘍など)を調べる検査です。

検査日にバリウム(造影剤)を飲むため、前日夜から食事制限が始まります。

検査当日、第1関門は、「発泡剤」と呼ばれる胃を膨らませる液体を飲みます。

胃に空気がたくさん入ってきてる感覚で、激しいげっぷ欲に襲われます。

そのような状態で、白くドロリとしたバリウム(造影剤)を飲みます。

のど越しが悪くなかなか喉を通りません、げっぷと一緒に戻しそうになるのを必死に耐えなければなりません。

第2関門は、レントゲン台の上に横になりレントゲン技師の指示通りに右周り、左周りします。
げっぷの我慢に気をとられてどっちが右周りか左周りかもわからなくなっちゃいます。

最終関門は検査後の排泄。

この排出を早くするためと便秘防止のために検査後に下剤が渡されます。

うまく排泄できずに溜まると消化管内で固まってしまうことがあるため、排泄まで気が抜けません。

以上が胃部レントゲン検査の恐怖体験です。※個人差があります。

じゃあ胃カメラで!と思ってしまいますが、生活習慣病予防健診では胃部レントゲン検査が必須項目なのです。

実は、そんな恐怖?をいだく方が少なくない検査だからこそ、受診者をサポートする重要な役割を担う専門のスタッフが配置されています。

それが、「バリサ」です。

バリサ業務

バリサとは胃部レントゲン検査のアシスタント業務を担うスタッフ。

「バリウムサービス」の略で特定の職場のスタッフ間で呼び合う業界用語です。

胃部レントゲン検査がスムーズに滞りなくとり行われるよう臨機応変に受診者へ尽くす「サービス」を提供する特別なスタッフ。

恐怖心を和らげる説明、励まし、げっぷを抑える呼吸法やコツ等をその方に合わせてサポートします。

まさにバリサの対応が健診機関の評価となるといっても過言ではないのです。

その重要なお仕事にアシタバ派遣スタッフも従事しています。

「バリサスタッフ」にお仕事について聞いてみました

巡回健診配属バリサ
(アシタバ派遣スタッフ 勤務年数1年半・年齢30代・女性)

ー何故、この業界を選ばれたのですか?

自分が巡回健診を受診したときに健診アシスタントスタッフを見て、年齢問わず、業界経験や知識・資格が無く未経験でもチャレンジできるなら「自分もやってみたいなぁ」って思ってました。
病院のような緊迫感や切迫感がないので、職場の雰囲気がなごやかに感じたところもポイントでした。

巡回健診って、北は稚内、南は青森北部まで各地に行くことがでます。
あらたな刺激や変化を楽しめるタイプなので「自分に合っている」と思ったんです。

ー実際にやってみてどうですか?

最初は、業界用語など覚えることが沢山あって大変でしたが、先輩たちが優しく教えてくれるので大きな不安もなくひとり立ちできたと思います。

バリウムを飲むことに不安を抱えている方が多く、前日からの食事制限や朝食抜きでイライラしている方も少なくありません。

だからこそ、優しく安心感を持たせる説明や身体に力が入りすぎないよう緊張がほぐれるような声がけをするバリサは不可欠なんだなあと実感しています。

前職では、急な業務や突発的な対応で負荷が多く、終わりの見えない残業もあり疲弊感がありました。

でも「バリサ」のお仕事は受診者数も健診時間も事前予約で決まっていて残業が比較的少なく、「あと何人で終わる!」というのが明確なので、ゴールが見えているからこそ頑張れます。

ー大変なことって何ですか?

今日出会ったばかりの人の気持ちになって行動するというのは非常に難しいことです。

特に、耳が遠い方や障がいがある方に検査後の下剤について説明がきちんと伝わっているか、心配になることがあります。「サービス」の意味の奥深さを感じます。

だからこそ「また来年もここで健診を受けよう!」と思っていただけるよう、ホスピタリティ精神(※事務的なサービスではなく心のこもったおもてなしをもって相手に尽くすこと)を心掛けています。

ー気を遣うお仕事だと思いますが、リフレッシュ方法ってありますか?

巡回先のホテルの近所を散歩したり、自然や景色を見たり、ローカルスーパーで食材や名産品を買って自炊をしたり、自分なりに出張中のホテル住まいをワーケーション気分で味わっています。

時には、ご当地の名産や温泉情報に詳しいチームメンバーと外食したり、温泉でリラックスすることもあり、失敗や嫌なことがあってもストレスを持ち越さないことができてます。

巡回健診バリサだからこそのリフレッシュ方法かもしれませんね

ーバリサの魅力って?

スムーズに検査が終了し、受診者の安堵したお顔が見られたときに喜びとやりがいを感じます。

受診者から「バリウム飲むのが初めてで不安だったけど丁寧に教えてもらえたので安心してできました」など、感謝のお言葉をいただいたりするとやっていてよかったなと思えます。

年齢問わず、業界経験・専門知識ゼロでもチャレンジできるところも魅力なので、興味を持たれたら是非やってみてほしいです!

まとめ

今回は健診サービス業界の職務「バリサ」についてご紹介しました。

健康診断は、健康維持と早期に病気を発見することができる大切な検査です。

その中でも苦手な方が少なくない胃部レントゲン検査をスムーズに進める「バリサ」は重要な役割を担っています。

だからこそやりがいを感じられるお仕事なんですね。

人と関わることが好き、旅が好き、というアナタ「健診サービス業界」で新しい景色を見にいきませんか!?

ご興味がある方は、アシタバ求人情報にて、キーワードに「 健診 」と入力して検索してみてくださいね!



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