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夏の体調不良、それ食中毒かも!

暑い夏が札幌にもやってきました。

エアコン無しでは耐えられない暑さに加え、物価高で電気代も増加しています。

そこで、昼食代を節約するために多くの方が外食を控え、会社に「お弁当」を持参しているのではないでしょうか。

夏のお弁当は食中毒に注意!

夏は食中毒警報が頻繁に発令されますが、「自分が食中毒になるわけない」と他人事に思っていませんか?

実は、家庭での食中毒の件数が最も多いのです!

特に7月〜9月の高温多湿の時期は要注意。
お弁当は調理から食べるまで時間が空くため、食中毒菌が繁殖しやすいです。

今回は夏のお弁当の注意点についてお伝えします。

食中毒の発生原因と症状

食中毒の発生原因は3つに分類されます。

1.細菌性食中毒:食品に細菌が付着、繁殖
2.ウイルス性食中毒:ウイルスの付着による
3.自然毒食中毒:毒キノコやフグなどの自然毒

その中でも夏に多いのは細菌性食中毒
細菌は35℃~40℃で最も増殖しやすいのです!!

それでは今回は<細菌性食中毒>の種類と、その発生原因・症状をご紹介します。

  • カンピロバクター菌:鶏肉の生食や加熱不足 下痢、発熱、腹痛など。潜伏期間2~10日
  • 腸管出血性大腸菌:牛肉や牛レバーの生食や加熱不足 水溶性下痢、発熱、腹痛など。潜伏期間2~8日
  • サルモネラ菌:卵や魚の生食や加熱不足 下痢、発熱、腹痛など。潜伏期間8~48時間
  • 黄色ブドウ球菌:素手で調理したおにぎりやサンドイッチ 下痢、腹痛、嘔吐など。潜伏期間30分~6時間
  • ウェルシュ菌:汚染されたカレーなどの作り置き料理 下痢、腹痛。潜伏期間6~18時間


集団食中毒で度々ニュースになる食中毒菌もあるので、皆様も聞き覚えがあるのではないでしょうか。
重度になると死に至ることもあり、大変恐ろしいです。

細菌性食中毒を防ぐためには

食中毒から身を守る大事な3原則は…

1.細菌を食べ物に「つけない
・調理前に手を洗う
・生肉や魚を切ったまな板や包丁で他の食材を切らない

2.細菌を「やっつける
・食品を75℃で1分以上加熱する

3.細菌を「増やさない
・水気の出やすいおかずを避ける
・おかずを冷ましてから詰める
・保冷剤や保冷バッグを活用し、冷蔵庫で保管する

お弁当で気を付けるポイント

お弁当で気を付けるべきことの具体例をご紹介します。

  • おにぎりは素手で触らずラップを使う
  • 水気のあるおかずを避け、水気のある調味料は別容器に分ける
  • ミニトマトのヘタを取る
  • 肉や魚、卵はしっかり火を通す
  • 前日調理したおかずを冷蔵庫で保存
  • 自然解凍で食べられる冷凍食品を使う
  • ごはんやおかずは冷ましてから詰める
  • 清潔な容器を使う
  • 保冷剤と保冷バッグを利用
  • 職場で冷蔵庫に保管し、食べる際にレンジで加熱

飲みかけペットボトルも要注意

食中毒の原因は食べ物ばかりではありません。
水分補給のために持ち歩くペットボトル飲料にも危険が潜んでいます。

ペットボトルに口をつけると、口の中の細菌が入り込んで増殖し食中毒の原因となるそうです。

ペットボトルに入り込んだ細菌や微生物は25℃~30℃の環境で最も増殖しやすいため、夏場は特に注意が必要なのです。

特に以下の飲み物に注意⚠

  • 乳製品の入ったカフェオレやミルクティ
  • 糖分の多い炭酸飲料
  • 麦茶

乳製品のタンパク質、糖質、麦茶の炭水化物が細菌の栄養源となるとのことです。

車に置きっぱなしにしたあと、飲みかけを飲んだことありませんか?
決して他人事ではないですね。

夏にペットボトルの飲み物を持ち運ぶときは速やかに飲み切るか、ペットボトルカバーで保冷して温度が上がらないようにすることが大切です。

まとめ

持参したお弁当で食中毒になってしまうと、仕事を休まなければならなくなり、病院の費用もかかります。
節約のためのお弁当が逆効果になってしまいますね。

この記事を参考に、美味しくコスパの良い昼食で健康に夏を過ごしていただけたら幸いです。

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