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いよいよ今月から発行される「新紙幣(新札)」。
いつから?なんで新紙幣に?どのくらいのスパンでお札は変わるの?旧紙幣はいつから使用できなくなるの?と、疑問に思うことが多くありますよね?
今回は紙幣に関わるたくさんの疑問にお答えします!!
新紙幣はいつから?
発行時期は「2024年7月3日」が予定されています。
新紙幣が発表されたのが2019年4月。
そこから発行や流通に関する準備が行われています。
新札はまず日本銀行から各金融機関へ発行され、その後、窓口やATMを通じて私たちの手元に届けられます。
なので、7月3日にすぐに手に入れたい!となっても金融機関によってはまだ発行されていないことも。まずは窓口に行く前に、事前に問い合わせることをおススメします。
※ちなみに前回(2004年)新紙幣が発行された際の普及状況(新券切替率)は、発行開始1か月後で12.7%、6カ月後で48.6%、1年後で62.5%でした。
紙幣変更のスパンと理由
紙幣変更はおおむね20年ごとにデザインを変えています。
なぜ20年ほどで変更をするのか…?
政府が最新の偽造防止技術を取り入れることなどを目的に変更を行います。
新札は、偽造を防ぐための最先端技術が多く取り入れられていることが特徴です。
具体的には…
- 見る角度によって券面の肖像が回転する3Dホログラム技術
- 肖像の周囲に施される高精細なすき入れ模様
- 紙幣を傾けると数字や「NIPPON」の文字が浮かび上がる潜像模様
- カラーコピーでは再現できないほど細かいマイクロ文字
- 紫外線を当てたときに券面の一部が発光する特殊発光インキ
また、触って確認できる識別マークの位置を券種ごとに変更するなど、多くの人が紙幣を使いやすいユニバーサルデザインも導入されています。
※ユニバーサルデザイン:年齢、性別、文化の違い、障害の有無にかかわらず、誰にとってもわかりやすく、使いやすい設計のこと
上記、偽造防止技術については、日本銀行のホームページにかなり詳しく説明されていますので、気になる方は見てみてください。
https://www.boj.or.jp/note_tfjgs/note/n_note/security.htm
偽造防止なのに、こんなに詳しく説明していいの?(笑)と思うほどしっかり公開してますので、偽造されない自信があるのか・・・もしくはさらに公開していない偽造防止があるのかもしれないですね。
紙幣に描かれる人物はどうやって選ばれるの?
紙幣に描かれる人物は、財務省と日本銀行、国立印刷局の三者によって協議され、最終的には財務大臣が決定することが日本銀行法によって定められています。
どのような人が肖像に選ばれるか具体的な決まりはないものの、おおよそ次の条件に当てはまる人物が選定されています。
- 「教科書に載っている」など一般的に広く知られており、日本国民が世界に誇れるような人物
- なるべく精密な人物像の写真や絵画が残っている人物(偽造防止の観点から)
また、紙幣のデザインに人物の肖像画が描かれるのは、「人間の目は人の表情のわずかな違いに気付きやすい」という特性を利用しているためだと言われています!
ちなみに…
今回、発表されたのは、
一万円札が、「近代日本経済の父」と呼ばれる、渋沢栄一。
五千円札は、日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子。
千円札は、破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎。
人物が変わる瞬間はだれもが慣れないと思いますが、特に一万円札は40年ぶりの変更となり、「福沢諭吉」に関しては、「諭吉」と一万円の呼び名としても広く親しまれていたので、慣れるまでに時間がかかりそうですね・・・。
旧紙幣は使えないの?
新紙幣が発行されたあとも、旧紙幣は変わらずに使うことができます!
ATMや店頭で利用できますので、慌てて両替などに行く必要はありません。
意外と知られていないのが、今では発行がされていない旧紙幣(千円札(夏目漱石)・五百円札・百円札など)も、使用できる場所は限られますが、現行貨幣と同様に使用でき、銀行に行けば現行の紙幣と交換することもできます。
新紙幣発行で困ることはある?
新500円玉が使えない機械もあるので、新札は使えるのか?といった疑問もありますよね??
銀行ATMや鉄道券売機に関しては、ほぼ8割~9割対応できているそうなので、基本的に困ることはなさそうです。
駅の券売機に関しては、使用できない機械だったとしても駅の窓口で「新紙幣→旧紙幣」に交換も行う予定です(札幌市交通局情報)
機械の中でも対応に遅れている飲料自販機は「紙幣流通量を見ながら順次対応されていくとみられる」となっています。
そのため自販機で飲み物を買う際に新紙幣が使えないケースに当面注意が必要そうです!
余談ですが・・・たまに100円玉が認識されずに戻ってきてしまうことがありませんか?
使用頻度の高い100円玉は何十年も多数の人が使用しているので、汚れやサビ等の他に認識出来ないほどの微細な変形や摩耗が生じ、識別されない場合があるそうです。
防犯の観点から、どのように機械が識別しているかは公開することが出来ないそうです。
注意することってないの?
新札が発行された際は、「旧紙幣が使えなくなるので回収する」といった詐欺が発生する可能性があります。
旧紙幣も引き続き使えることをしっかり覚えておき、詐欺には気を付けましょう!
また、詐欺ではなくても、コンビニやスーパーなどで金銭を取り扱うお仕事をしている方は、新紙幣の認識がないと、お客さんからお金を受け取ったときに、「あれ?」と戸惑うかもしれませんし、お釣りなどの数え間違い・渡し間違いが発生する可能性があります。※事務職・経理職で現金を取り扱っている場合も同様
慣れてくると、人はお札に書かれている数字(1000や5000)で「これは1000円だ」と判断しているわけではなく、人物を含むイラストで瞬間的に判断していることが多いです。
新紙幣になって旧紙幣と混在してる間(慣れるまで)は、しっかり数字(金額)を見て、間違えないように注意しましょう!
最後に
いかがでしたか?
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今回は新紙幣発行に伴い、「旧札に関するお役立ち情報」を公開しております!
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